- お客様の立場にたった家造りをしたい…決意した開業
- 独立一棟目、魂を込めて造り上げた、心の家
- 大工人生、それは1個のちりとりから始まった
- 震災現場を見て造り出した、地震にもまけない頑丈な「ナカムラ工法」
- 家造りに魂を込めて…生涯現役、お客様のための大工人生
1.お客様の立場にたった家造りをしたい…決意した開業
「この家はいくらか知ってる?」
ある日、御施主様から問いかけられました。
6年間の修行時代を経て、私は次の工務店へと移っていました。
その時の言葉です。
新しい工務店では、会社側から材料の手配や細かな指示を受けて仕事をしていきます。
間接的に聞く指示の為、図面を見て仕事をしても、様子を見に来られた御施主様に「これではなかった、色が違う」と言われることが多くありました。
「話が違う」「高いお金を払っているのに」
御施主様の満足度が修行時代の工務店時代と明らかに違っていました。そんな状況での御施主様の問いかけでした。
家の金額を聞いた私は驚きました。
どう元値を計算してもそんな金額にはなりません。その金額であればキッチンやバス、トイレなどの設備はもっとグレードを上げても良いはずです。
御施主様からの大切なお金。
私は子供の頃から両親が昼夜通して一生懸命働いてきた姿を見ています。裕福でなかった子供時代。額に汗して得たお金だからこそ、自分の為に使える…そう思っていました。
夢や希望が込められたお金で建てる家なのです。
「安くてもいい家を作ろう。お金に見合った家を作ろう。御施主様のお金を大事に使わせてもらおう」
その思いをどんどん強くしていった私は、ついに独立を決意しました。26歳の時でした。






